CLT建築工事新築
新社屋(グランデール古川橋)新築工事
施工の詳細
発注者 日匠グランデール株式会社 元請け・下請け 元請 工事場所 門真市 竣工年月 2025年5月

ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するように積層・接着した厚型の大判パネルです。
1995年頃から、オーストラリアを中心として発展しました。現在では、ヨーロッパ各国・カナダ・アメリカなどでもCLTを使った高層建築が建てられるなど、CLTの利用は急速に伸びています。
日本では、2013年12月に製造規格となるJAS(日本農材規格)が制定されました。2016年4月にはCLT関連の建築基準法告示が公布、施行され、国内の活用環境が整備されました。
「CLT工法」は構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性など複合的な効果も期待できます。
さらにはCO2排出量削減や森林保全にもつながり、地方創生と環境の両面からサステナブルな社会の実現に貢献します。

再生可能な循環資源である「国産材」の積極的な活用は、日本の森林サイクルの活性化に直結します。製造時のCO2排出を抑え、炭素を長期間固定するだけでなく、国内の豊かな森を守り育てることで、地球温暖化防止と地域経済の発展に大きく貢献します。

木材はコンクリートより高い断熱性を持つ素材です。厚みのあるCLTパネルが高い断熱効果を発揮して外気の影響を遮断。冷暖房効率を向上させ、省エネルギーで快適な室内環境を維持します。

繊維方向を直交させた接着構造により、木材の弱点である反りや割れを克服。コンクリートに比べ軽量なため地震の負荷を抑えられるほか、パネル全体で建物を支える「面構造」によって、中高層ビルでも高い耐震安全性を確保できる次世代の構造材です。

CLTは工場で精密加工を済ませてから搬入するため、現場での工程を大幅に削減し、劇的な工期短縮を実現します。事前の緻密な設計・設定に時間をかける分、現場での作業効率を最大化し、スムーズなプロジェクト進行に寄与します。
CLT工法は、「人と環境に優しい空間」を、
「スピーディー」に作るプロジェクトに最適です。

再生可能な森林資源の活用により、建築時のCO2排出を抑え、炭素を長期固定します。CLT工法の採用は、脱炭素社会の実現と持続可能な森林経営に繋がります。

大空間や大胆な片持ち屋根など、木の質感を活かした自由度の高い意匠で、唯一無二の洗練された空間デザインを実現します。

木が隙間なくつまった厚型パネルを用いるCLT工法は、木造ながらコンクリート並みの遮音性を誇ります。断熱性はコンクリートの約10倍と高く、外気温の影響を抑えて一年中快適。省エネで静かな、質の高い空間を叶えます。

当社は2025年5月、大阪府門真市にCLT工法を採用した本社新社屋を完成させました。大阪・関西万博の大屋根リングにも採用された大型木造パネル工法を用い、都市部での中大規模木造建築を実現。
国産材を積極的に活用することで、55.6t-CO2という確かな炭素貯蔵量を達成しました。適切な伐採と再植林による森林循環を見据え、建築物としてのCO₂固定を数値で“見える化”しました。
大阪発の環境配慮型建築モデルとして、持続可能な社会づくりに貢献していきます。