日本の森林問題と木造建築の役割を学ぶ公開講座を開催 ~森林を守るには「木を使う」こと~
日本の森林問題と木造建築の役割を学ぶ講座を実施
講座では、フォレスターズ株式会社代表取締役で森林総合監理士の小森胤樹氏が登壇し、日本の森林の現状や林業が抱える課題、そして木材利用の重要性について解説しました。

日本の歴史の変化とともに林業が衰退し、森林の手入れ不足による自然環境の悪化が課題となっていることが紹介されました。また、林業従事者の高齢化や賃金水準の低さなどを背景に、担い手不足が深刻化している現状についても説明がありました。さらに、日本の森林資源量は増加している一方で木材利用が十分とはいえず、適切な利用を進めることが森林保全につながることも紹介されました。
その中で小森氏は、「森林は守るものではなく、育てて使い、次の世代へ引き継いでいく循環が重要である」と説明しました。また、森林は山の中にあるだけでは守ることはできず、街の中で木材を活用することで森林の循環が成り立つことについても触れられました。
当社にとっても、CLT工法など木材活用を進める建設会社として、自社の取り組みが建築を通じて森林資源の循環に関わっていることを改めて認識する機会となりました。
軽食を囲みながら意見交換も行われた交流型セミナー
当日は軽食を取りながらのカジュアルな形式で開催され、参加者同士が自由に意見交換できる和やかな雰囲気の中で進行しました。
参加者からは、「森林を守ることが、私たちの生活を守ることにつながると改めて知ることができました」「林業がこれほど重要な役割を担っているにも関わらず、担い手不足が深刻であることに危機感を持ちました」といった声が寄せられました。
今後の展望
当社では、今回の取り組みを踏まえ、今後も同様の公開講座の開催について検討しています。
講師の小森氏によると、小学5年生の社会科教科書に林業に関する内容が掲載されていることを背景に地元の小学生を対象とした森林教育にも取り組んでいるとのことです。これを受け当社でも、地域貢献活動の一環として、門真市の小学生を対象とした森林に関する学びの機会の提供について検討していきます。
今回の講座を通じ、森林は守るだけでなく、育てて使い次世代へつなぐ資源であるという認識を参加者と共有
する機会となりました。当社としても、この考えのもと、建築分野から森林資源の循環に関わる取り組みを進めていきます。
